大雪の上海から脱出：誰のために：SSブログ

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大雪の上海から脱出　[旅行] [編集]

去年の春節の前の中国は大雪でしたね。もちろん上海も大雪で、50年ぶりとか。だから、帰りの飛行機が飛ぶか心配。ニュースでは、春節の帰省客の大混雑の話しばかり。上海駅も凄かったらしいので、見物しようかと思って地下鉄の駅をおりたけど、出口の規制があったので、そのままホテルに帰りました。
明くる日、浦東国際空港までは、比較的スムーズに到着しました。除雪されていて、たいしたものだと感心。のんびり朝飯を食べて、中国東方航空のチェックインカウンターへいくと，いつ飛ぶかわからないと。醜い文句を言う日本ビジネスマンのオヤジや、それに便乗して文句を言うおばさんたちが騒いでいました。私は、この集団から一歩引いて観察。

お楽しみの始まりでした。平時なら1時間に10本くらい飛ぶらしいので、この画面を見ただけで、もう今日は無理と確信。前日帰った知人は、飛行機に搭乗したまま6時間動かなかったとの事。香港など24時間営業している空港へ帰る知人はなんとか搭乗。お昼過ぎにお弁当が支給され、また午後6時頃にも支給。ここで日本の航空会社にしておけば良かったと思ったのですが、後で反省する事に。

空港の内装は綺麗なんだけど、

ほかにやることないので、DSで漢字のゲーム。向かいの席にアメリカ人の兄妹（7歳と5歳くらいかな）がいて、オニーちゃんがゲームに夢中で。妹が退屈して、私のDSを覗きにきたので、ちょっと会話。

なぞっておぼえる大人の漢字練習完全版

出版社/メーカー: ナウプロダクション
メディア: Video Game

ようやく正式に翌日に延期になったという発表。出国手続を終えているので、パスポートには、出国スタンプの上にキャンセルのスタンプが押されています。その右は、翌日の物。

近くのホテルへ、海皇一品（仁和店）だと思います。このホテルは三ツ星（三星级酒店）。中国では、外国人向けは三ツ星以上らしいです。英語の出来る人がいるからかな。
無料だけど、相部屋になるという事で、余分にお金を払って個室にしてもらいました。午後11時近くだったと思うけど、食事を用意してくれました。日本に電話をするためには、フロントにデポジットでお金を預けなければなりませんでした。日本に電話したけど、翌日全額返金されました。

多分翌日は、7時頃から空港が再会されるだろうと思って、部屋に入ると、すぐにシャワーを浴びました。予想通り、午前5時頃に起こされて、ロビーに集合。そこでも早く帰りたい日本人たちが罵声をあげていて、全く恥ずかしい。たいてい同じ人ですけどね。だって、ホテルのせいでも航空会社のせいでもないじゃない。
朝ご飯を，端っこの方で食べていたら、NHKの番組のために西都にパンダを取材に行った人たちと、楽しい話をしました。この人たちは、こういう状況になれているのでしょう。ステキな方達でした。その方達の話では、ホテルを手配した対応がすばらしいとの事。なんでも、他の航空会社では空港に寝泊まりするはめになったらしいです。中国東方航空は、本社が上海。だから、このような対応できたのか。関係者のみなさんに多謝。

食事も済んで、ようやくバスが到着。あわてて空港に行く人たちが多い中、私はホテルから空港への最終バスで到着。早くついたからって、電車じゃないんだから、早く日本に帰れる分けないのに。私は、運良くビジネスクラスへ。昨日文句を言っていたオヤジは免税品の酒をホテルで飲んだらしくって、飲み残しを機内に持ち込たいと，日本人の女性職員に、しきりお願いしていました。

食事は，焼きそばでした。やはり、食材の手配が出来なかったのでしょうね。ワインは良かったです。

まとめ、出来なかった事：リニアモーターカーに乗らなかった（夜、空港から街へ向う一筋の光を見たけど、それかな）。川沿いのバンド（租界）のライトアップは、みぞれの中をバスから見ただけ。カメラの電池が切れていて写真が撮れなかった。川の向こうの電波塔にも行けませんでした。雑技団は見ておけば良かった。香港の知り合いの旦那さんが面白く無かったと言ってたけど、観光バスでずいぶん人が見にきていたから。戦争中に親戚が住んでいたという四川北路（北四川路）あたりにも行けなかったなぁ。あぁ、あとフュージョン系のレストランにも行かなかった。